ED・AGA・禁煙外来
当院ではED・AGA・禁煙外来の診療も行っています。
EDについて
ED(Erectile Dysfunction)は、勃起不全または勃起障害のことを言います。完全に勃起できないことだけを指すわけではなく、「勃起に時間がかかる」「途中で萎えてしまう」「満足のいく性行為ができない」と感じる人は、いずれもEDの疑いがあります。年齢を重ねるごとに誰もがなり得る症状で、成人男性の4人に1人、50代以上の男性では2人に1人がEDを有すると言われます。そこには、糖尿病などの基礎疾患が関与しているケースも少なくありません(健康な人と比べ、糖尿病の男性がEDを起こす確率は2~3倍高くなると言われています)。
また、近年は若い方でも、ストレスなどの精神的な原因からEDに悩むようになる方が少なからずおられます。
現在、ED治療には良い薬がいろいろ開発されています(シルデナフィル、バルデナフィル、タダラフィル等)。ご要望などを考慮した上で、個々の患者様に最も適した薬を処方いたします。
EDの症状のいろいろ
- 短時間、途中で萎えてしまう
- 満足のいく性行為ができない
- 勃起時の硬さが減じた
- 一度萎えてしまうと、再度の勃起が難しい
- 勃起に時間がかかる
- 全く勃起しない など
ED治療薬の費用
タダラフィル | 20mg | 1,600円 |
バルデナフィル | 20mg | 1,800円 |
シルデナフィル(ジェネリック) | 50mg | 1,000円 |
※全て税別価格です
男性型脱毛症(AGA)
男性の薄毛は、「男性型脱毛症」(AGA:androgenetic alopecia)、通称「薄毛症」と呼ばれ、日本の成人男性の4人に1人が薄毛症と言われます。薄毛症は遺伝や男性ホルモンの影響などが主な原因と考えられています。生え際や頭の上のほうで抜け毛が多くなり、毛が薄くなってしまう症状です。
治療薬について
当院では、医療機関しか処方できない「飲む薄毛治療薬(デュタステリド、フィナステリド)」を使用し、薄毛症の治療を行います。
デュタステリドについて
日本で承認された比較的新しい薄毛・AGA治療薬です。
髪の成長を阻害する酵素、5α還元酵素の1型と2型を両方とも阻害するため、フィナステリドよりも強いDHT(ジヒドロテストステロン)の抑制効果を発揮します。発毛効果はフィナステリドの1.6倍、毛髪の太さは1.45倍というデータが出ています。
フィナステリドについて
2010年に日本皮膚科学会が発表した「男性型脱毛症治療のガイドライン」では、「飲む薄毛治療薬」の有効成分フィナステリドは、ミノキシジルとともに最高の評価を得ています。
毛髪の悩みのいろいろ
- 家族に髪の薄い人がいて、自分も薄くなるのではないかと心配だ。
- 抜け毛が気になる。
- 10代後半から毛髪が抜け始め、髪が薄くなってきた。
- 額(ひたい)の生え際が後退してきた。
- 頭頂部の髪の毛が薄くなってきた。
- 細くて短い髪の毛が多くなり、髪のハリやコシが無くなった。
AGAの治療薬の費用
ザガーロ | 30日分 | 9,800円 |
プロペシア | 28日分 | 9,800円 |
フィナステリド (プロペシアジェネリック) |
28日分 | 7,000円 |
※全て税別価格です
禁煙外来について
喫煙者の70%はニコチン依存症です。タバコをやめられないのは、意志の弱さではなく、ニコチンの持つ強い依存度が原因です。
このような喫煙習慣は「ニコチン依存症」と言われ治療が必要です。
健康保険等で受けられる禁煙治療
禁煙治療は、2006年から健康保険等が適用され、患者様の負担も軽くなりました。禁煙治療を健康保険等で受けるためには一定の要件*があり、1回目の診察で医師が確認することになっています。
なお、要件を満たさない場合でも、自由診療で禁煙治療を受けることが出来ますので、まずは受診の前にご自身でチェックしてみることをお勧めいたします。
*健康保険等で禁煙治療を受けるための要件
- ニコチン依存性を診断するテスト(TDS)で5点以上
- 1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上
例えば、25歳から1日15本喫煙している45歳の人なら、15(本)×20(年)=300であり、対象となります。 - すぐに禁煙をしたいと考えていること
- 医師から受けた禁煙治療の説明に同意、説明内容に納得されたときは、文書で同意します(サイン等)。
ニコチン依存性を診断するテスト(TDS)
はい:1点 ※5点以上は「ニコチン依存症」です。
いいえ:0点
- 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
- 禁煙や本数を減らそうと試みて、出来なかったことがありましたか。
- 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコが欲しくてたまらなくなることがありましたか。
- 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか。
(イライラ、神経質、落ち着かない、集中しにくい、憂うつ、頭痛、眠気、胃のむかつき、脈が遅い、手の震え、食欲または体重増加) - 「4」でうかがった症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
- 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
- タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
- タバコのために自分に精神的問題(注)が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
- 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
- タバコが吸えないような仕事やつき合いを避けることが何度かありましたか。
(注): 禁煙や本数を減らしたときに出現する離脱症状(いわゆる禁断症状)ではなく、喫煙することによって神経質になったり、不安や抑うつなどの症状が出現したりしている状態。
健康保険等による禁煙治療のスケジュール
標準的な禁煙治療のスケジュールは、12週間にわたり合計5回の診察が行われます。
診察時には、息に含まれる一酸化炭素の濃度を測定します。一酸化炭素は、タバコの煙に含まれる代表的な有害物質であり、禁煙を始めることにより、この値が低下します。数値で改善されていくことが励みとなる患者様も多いようです。
また、禁煙を継続するためのアドバイスや禁煙補助薬の処方を受けることが出来るため、禁煙は成功しやすくなります。
禁煙外来の費用について
禁煙外来の受診にかかる費用の概要をまとめてみました。自費で受診する際の費用と、保険適用の場合を比較してあります。
禁煙外来受診にかかる費用:自費と保険適用の比較
禁煙外来の受診にかかる費用の概要をまとめてみました。自費で受診する際の費用と、保険適用の場合を比較してあります。
ニコチネルTTSの場合(注4) | チャンピックスの場合(注4) | |||
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自費 | 保険適用 自己負担 (3割として) |
自費 | 保険適用 自己負担 (3割として) |
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初診料+再診料(注1) | 7,780円 | 2,340円 | 7,780円 | 2,340円 |
ニコチン依存症管理費 | 9,620円 | 2,890円 | 9,620円 | 2,890円 |
院外処方箋料(注2) | 2,040円 | 620円 | 2,720円 | 820円 |
院外薬局(注3) | 24,990円 | 7,500円 | 46,460円 | 13,940円 |
計 | 44,430円 | 13,350円 | 66,580円 | 19,990円 |
注1:禁煙のみを目的に、診療所で診療を受けると仮定。再診料には外来管理加算(52点)を含むと仮定。b他の疾患の治療にあわせて禁煙治療を受ける場合、初診料及び再診料については重複して支払う必要はありません。
注2:禁煙補助薬のみ処方されると仮定。
注3:禁煙補助薬を標準的な用法・用量で使用すると仮定(ニコチネルTTSは8週間、チャンピックスは12週間)し、さらに、調剤料を加算しています。
注4:上記費用は2014年4月に改定された診療報酬点数に基づいて算出しています。